X JAPANファンが紹介する東京ドームコンサート The Last Live〜最後の夜〜

お疲れさまです。ラミーです。

以前X JAPANファンがおすすめするX JAPANの楽曲というのを記事で書いたことがありました。

X JAPANファンが紹介するX JAPANのおすすめ曲7選(ハード系)

 

X JAPANファンが紹介するX JAPANのおすすめ曲6選(バラード)

 

今回はX JAPANのライブに関して記事を書かせていただきます。

 

通常、アーティストがコンサートをやるときって、

アルバムを引っさげてツアーをやるというのが多いです。

なんですけど、X JAPANってそもそもアルバムを全然出していないんです。

メジャーになってからアルバムを出したのは、BLUE BLOOD、Jelousy、DAHLIAの3枚だけなんです。

3枚しか持っていないので、ツアーも3回しかやっていないんです。

しかもそのうちのDAHLIAツアーはYOSHIKIの怪我でほとんど中止。。。

 

その一方で、X JAPANは東京ドームでのコンサート回数が非常に多く、

しかもコンサートの時期は12月30日、12月31日でやることが多かったです。

そのため、年越しイベントとしてもかなり有名なイベントだったと思います。

いままでトータル18回東京ドームでコンサートをやっているX JAPANですが、

X JAPANのコンサートを紹介させていただきます。

 

The Last Live〜最後の夜〜(1997年)

X JAPANのライブ映像は過去に色々なものを観てきましたが、

The Last Liveは別格で何度も何度も観ています。

自分が中学生の時にX JAPANを好きになって、

はじめてライブDVDを買ったのもこのThe Last Liveでした。

 

このライブの何がすごいかというと、コンサートが行われたときの背景にあります。

X JAPAN、もといTOSHIは1997年5月にすでにX JAPANから脱退しており、

そしてX JAPANは9月22日に解散を発表しました。

 

ただ、HIDEの提案により、けじめとして解散ライブをやろうということになり、

1997年12月31日にThe Last liveを行ったという背景があります。

 

このとき、当時のTOSHIはホームオブハートという宗教団体から洗脳状態にされており、

すでにX JAPANのTOSHIではありませんでした。

 

このような背景から、リハーサルではYOSHIKIとTOSHIの関係性は最悪で、

リハーサルでは一切目をあわせなかったと言われています。

 

このような背景を知っていると、このライブの緊張感というのがものすごいです。

みどころ1 Rusty Nail

このときのRusty Nailは、TOSHIとYOSHIKIはものすごくピリピリした感じで始まります。

HIDEはコンサートを盛り上げようとしているのが伝わり、

PATAとHEATHは黙々と演奏している感じです。

 

最初のRusty Nailが終わったあとに、TOSHIがMCをするんですけど、

TOSHIが

「いろんな思いが・・・いろんな感情が・・・それぞれに・・・あると思います」

と言った瞬間に、突然怒り狂ったようにドラムを叩きます。

このとき、YOSHIKIはXがTOSHIのきっかけで解散したことをかなり怒っていたのではないかと思います。

当時YOSHIKIはコルセットを付けないとドラムを叩いては行けない体だったんですけど、

突発的に叩いていたのでコルセットつけてないで高速ドラム叩いています。

このときの緊張感はまさしく解散ライブならではなのかなと思います。

見どころ2 DAHLIA

DAHLIAの演奏のときに、2番の途中でTOSHIがYOSHIKIの後ろに回って歌います。

このときYOSHIKIの叩いている背中を見ながら叩いているのですが、

今まではYOSHIKIは後ろを振り返って笑っていたのですが、

このときばっかりは一切後ろを振り返りません。

そして、サビの途中でTOSHIは歌うのをやめ、YOSHIKIの後ろから離れます。

 

このときどのような心境だったのかわかりませんが、

TOSHI自身がきっかけで最後の演奏になったことに思う部分があったのではないかと思っています。

みどころ3 紅

Xの代名詞と言っても過言ではない紅です。

最初のギターのみでTOSHIが歌うときは、HIDEの横で歌います。

すごくいい雰囲気です。

ギターソロのときも、特効で発射されたクラッカーの銀テープをHIDEに巻きつけたりしています。

(そのあとすぐにスタッフに取られてますが)

サビのときに、TOSHIはYOSHIKIのドラムの前で歌います。

今まではYOSHIKIの後ろでサビを歌うことが多かったですが、

前で歌うのはThe Last Liveでしか観たことないです。

 

ただ、このときもYOSHIKIはTOSHIを見て歌っていません。

みどころ4 Forever Love

YOSHIKIのドラムソロが終わったあと、TOSHIのソロからForever Loveが始まります。

このとき、YOSHIKIはアリーナ真ん中にあるドラムセットから花道を通ってステージまで歩いていきます。

YOSHIKIがTOSHIの近くに来たと同時に、TOSHIは泣きながらYOSHIKIを抱きしめます。

この際に、はじめてYOSHIKIとTOSHIはこのコンサートの中で会話をしています。

ちなみに、YOSHIKIはこのときTOSHIのことをぶん殴ってやろうと思っていたそうですが、

目の前にいたTOSHIは幼馴染のTOSHIだったと言っています。

 

ギターソロが始まるとHIDEが映るのですが、

このときのHIDEはギターを引きながら泣いています。

HIDEはこのThe Last Liveを楽しくやろうと考えており、

決して悲しい雰囲気にはさせないという思いで開催をしたのですが、

HIDEもこの曲では泣いていました。

 

その後、YOSHIKIはピアノの伴奏で途中で弾けなくなってしまい、

ピアノに突っ伏すように泣いてしまいます。

 

そのあと無事に演奏は終わるのですが、観客は泣いている人がたくさんいました。

どれだけこの解散劇が悲劇的なものかがとても現れていると思います。

余談

実はこのThe Last Liveの数日前にミュージックステーションのスーパーライブに出演し、

Forever Loveを演奏しています。

このときも同じような演出で、TOSHIのいるステージに向かってYOSHIKIが歩いていくのですが、

そのときのYOSHIKIはTOSHIの横を素通りしてピアノに向かいました。

それくらい関係が冷え切っていました。

 

この背景があったので、TOSHIとYOSHIKIが抱き合ったのはものすごく感動的でした。

みどころ5 X

Forever Loveが終わったあと一度舞台からはけるのですが、その後に再登場します。

World Anthemが流れたあとにXが演奏されるのですが、

このときにはじめてメンバー全員の一体感が生まれた気がします。

このときのXは本当に最後のXなので、会場の雰囲気も最高潮に高いです。

 

Xの最後には通常、HIDEの「飛べ飛べ飛べ」というコールがあるんですけど、

The Last LiveのときだけはYOSHIKIがやります。

ライブDVDでは収録されていないのですが、

最後のサビのときはHIDEが「X!!」とシャウトしています。

なんでこれをカットしてしまったんでしょうかと思ってしまいます。

余談

ちなみにこのHIDEのシャウトは、TBSで放送されたバージョンで確認できます。

このTBSバージョンはYOSHIKIの編集ではなく会場の生音を流しています。

そのため、ベースはブンブン聞こえるし、機材のハウリングもそのまま入っています。

みどころ6 MC

ここで、初めてしっかりとTOSHIのMCが入ります。

このときのTOSHIは、どのようにしてXというバンド名が決まったのか、

どのようにしてこのメンバーが集ったのかなどを語ります。

ただ、このときのMCも結構洗脳時代の内容が見え隠れしていました。

 

噂によると、もしMCの内容があまりにも宗教的な内容になっていたら、

マイクの音声を切れという指示まで出ていたらしいです。

 

ただ、このときは本当にTOSHIの顔は洗脳状態のTOSHIではなかったと思います。

みどころ7 ENDLESS RAIN

MCのあとに演奏されたのがENDLESS RAINでした。

この曲はどのコンサートでも必ず演奏される超定番曲ですが、

このときのENDLESS RAINは別格で素晴らしいものです。

X JAPANが解散してしまうがための最後の演奏というのと、

歌詞の哀愁漂う内容が重なり合って、非常にドラマチックな内容になっています。

 

このとき、TOSHIは各メンバーに対して今までのお礼を言うように、

隣に行ったり、前に立って歌っていました。

HIDEの目の前で歌っていたときは、HIDEも歌を口ずさんでいるんですけど、

途中で感極まったのか涙を堪える顔をします。

この顔が本当にXの解散を悲しんでいます。

余談

ちなみに、今から20年くらい前に発売されたThe Last LiveのDVDは、この曲で終わっています。

本当はこのあとにThe Last Songが演奏されるのですが、

当時のYOSHIKIは当時の心境からこれを編集するのがかなり辛く、

ここで終わりにしたそうです。

 

その後年月が経ちX JAPANが再結成したあと、

このコンサートは完全版として再発売されました。

その完全版にはThe Last Songとその後のSEもすべて含まれた内容になっています。

まとめ

というわけで、今回はX JAPANのThe Last Liveについて書かせていただきました。

このコンサートが開催された当時は自分はまだ小学生だったので、

もちろん参加はしていないのですが、

もし時を戻せるのであれば、あの当時のコンサートに参加したいですね。

このコンサートを見るときは、YOSHIKIとTOSHIの本を読むと、

お互いどのような心境でこのコンサートに挑んだのかがわかるので、

その背景を知った上で観ると非常に感慨深いのでおすすめです。

X JAPANを知るにはYOSHIKIの「佳樹」とToshIの「洗脳」を読むのがおすすめ

X JAPANのコンサートは他にも色々あるので、

違うコンサートに関しても書こうと思います。

以上!!\(^o^)/


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ABOUTこの記事をかいた人

ラミーです。 名前の由来はボールペンのLamyから取ってます。でも使っているボールペンはシェーファーです←え 自由気ままに好きなことをブログで発信しています。 主に記事で書いているものは、ゴルフ・プログラミング・料理・旅行・などなどです。 ヨーロッパもよく行くので、その際も記事を更新しようと思ってます。 本当に自由に書いているので、統一性は一切ございませんので、ご了承ください。 以上!